朝と空とランニング
堀場康一
朝は東の空からやってくる
日の出のころ起き出して大通りを駆けると
光が東方から秋空を染め上げる
静謐な空気が漂いエンジン音と共に四散する
朝はすがすがしさを運んでくる
道端で出会う人々の顔が
いきいきと晴れやかにみえる
ぼくの心も解きほぐれて足どりは軽い
けさのランニングは瑞穂グランドコース
陸上競技場前の日比野寛先生像に挨拶し
山崎川にかかる石川大橋をぐるりと回る
三十分ほど町中を走って家に舞い戻る
シャワーで汗を流し心のゴングを鳴らせば
さわやかに一日がはじまる |
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