千年の冬眠
堀場康一
空気は冷たいが
家々の屋根に日差しがふりそそぎ
春の足音が近づくのが聞こえる
澄みきった青空にでっかい字で墨書すれば
遠くにいる人にそれが見えるかもしれない
はるかな思いがぼくの脳裡を駆けめぐる
冬の午後
千年の冬眠からさめたなら
心を洗いなおし
ファイトの掛け声にあわせて
意気高らかに町中に繰り出したいものだ
付記
2006/02/05付の日記
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2006/02/09
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