俳句の手習い |
1999年の夏、全国高校野球選手権大会に関連し、朝日新聞社主催で「第一回 俳句甲子園」が開催され、高校野球を題材とした俳句の募集がありました。 選者は、有馬朗人さんと黛まどかさんのお二人でした。 全国から応募された俳句の総数は20万句を越え、そのうち69句が入賞、5千を越える俳句(5,145句)が優秀句に選ばれました。ぼくもいくつか応募し、そのうち一句が優秀句に選ばれました。 * 参考文献: 有馬朗人・黛まどか監修選者編『第一回 俳句甲子園』NTT出版、2000年発行。 この俳句甲子園は、翌年の第二回、翌々年の第三回まで開かれました。 毎回ぼくも応募し、運よく3年連続で一つずつ優秀句に選ばれました。 第一回俳句甲子園 1999年夏: 夏空を応援合戦つらぬけり 第二回俳句甲子園 2000年夏: 一点差のスコアボードに消えた夏 第三回俳句甲子園 2001年夏: 野分あとすがすがしきや決勝戦 それからしばらく間をおいて、ウェブ上で日記(ブログ)を書き始めたときに、「今日の一句」として再び俳句づくりを始めました。俳句をつくりはじめてわかったのは、作句と詩作とは事情がだいぶ異なるということです。 ここ数年俳句をつくってきましたが、ことばに対する感覚を養うという意味で、作句が詩作に少なからず役立っているような気がします。 つたない俳句ですが、ご賞味いただければうれしいです。 なお俳句は有季・定型・歴史的仮名遣いを基本としています。(堀場康一 記) |
今日の一句 俳句集 (2003年12月〜2005年9月) 544句 俳句集(拾遺) (2005年10月〜2009年8月) 22句 |
以 上